志望動機がない人のための面接対策

志望動機がしっかりしていない人も多い現代の就職事情

不景気が終わったといっていますが、中小企業、地方などに行くと景気が良くなるどころか余計に悪くなっているように感じている所も少なくありません。
一旦就職先を失うと、次の就職先を探すのに一苦労という人も少なくありませんし、これは都会において、年齢を重ねてからの転職という場合にも、苦労がつきものです。

転職活動が長引いているという事も言われており、企業に応募をしても面接すらしてもらえず、書類選考で落とされるばかり・・・と嘆く方も多いです。
100に近い数の募集に応募し、そのほとんどが書類選考で落とされる、面接を受けても落とされることになると、転職が本当にできるのか、就職ができるのかどうか不安になる方も多いのでしょう。

そこに関わってくるのが志望動機です。
書類の中に志望動機をかく欄もありますが、書類選考で落とされる多くの要因に、この志望動機があり、志望動機を持たない人も多くなっているという事がわかります。
本来、本当にその企業に行きたいと思ったのではなく、その企業の事を本当に知らない状態で、雇用の条件などだけ見て、その企業に入りたいと思っても、結局、その企業がどういう企業なのか詳しく知らない状態なので、志望動機を書くこともできないのです。

まずは企業を知る事が大切

志望動機を書くためには企業をよく理解するという事が必要です。
ほかの業種から転職するという場合、業界事情の事もよくわからない状態と考えられますので、現在その業界がどのような状態にあり、企業にはどういうライバルがいて、この先どのようになっていくことが予想されるのか、という事を知らないと志望動機を書くことは難しくなります。

業種の状態が理解出来たら、その企業の基本理念をチェックし、どのようなビジョンをもって経営しているのかをしっかり頭に叩き込みます。
経営理念や基本理念は、企業の主軸となるものなので、どのような仕事に対してもこの理念が生きてきます。
実際に働くようになったら、自分はどのように理念を考慮した仕事ができるのか、こうしたことを考えるためにも、経営理念、基本的な理念を知るという事は重要な事です。

面接ではレベルの高い事を言う必要はない

理念や業界の状態、さらに企業が今行っているプロジェクトなどがホームページなどから理解出来たら、自分がもしもそこで働くとしたらという事を考えながら志望動機を書いていきます。
面接の際にも志望動機を聞かれることがありますが、背伸びして難しい事を伝えようと思うと、厳しい質問にあう事も少なくありません。
知らないことを難しく答えようとするとホームページに書かれていることのおうむ返し敵になってしまうので、難しく考えずに、この先の事を考えながら、自分の言葉で面接を受ける事が重要です。