プレッシャーをかけてくる「圧迫面接」とは

最近多くなっている圧迫面接に対応する

就職活動を行っている学生さんが、ある時から就職活動が出来なくなるくらいに心の安定をかき、結局面接に行くことが出来ず、就職浪人となってしまったという話を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないかと思います。
近頃、圧迫面接という精神的に大きなプレッシャーをかけてくる面接が非常に多くなっていると聞きます。
応答に困るような厳しい質問、全く就職の面接とは異なるような質問をしてきて答えに困っていると、その対応が出来ないことに追及してくる、初めから終わりまでこのような調子という事ではなく、いきなりこうした質問を受けて圧迫してくるという面接が多くなっているのです。

当社に向いていないと思うけれどどうなの?とか、他にもいい会社がいっぱいあるじゃない、あなたのいう事を聞いていると、他にも行けるところがあるように思えるけど?などと、いじわるな質問をしてくるのです。
これは新卒の就職に限らず、転職する際の面接でも行われており、転職を複数回繰り返しているけど、あなたにも問題があるんじゃないの?など、精神的にきついことをバンバン言ってくるのです。
こうした圧迫面接を行う意図はなにか?これは質問に対してどのような反応をするのか?という事を見たい、反論できるのか知りたい、圧迫されてもプレッシャーをかけられてもめげずに話ができるのかを見たいなど、企業側の一方的な考え方で行われているものです。

圧迫面接と感じて冷静に対応することが求められる

圧迫面接をうけてあまりにも理不尽な対応に頭にきた学生さんが、私はこうした相手をいじめるような面接を行う会社に勤めたいと思いませんので、辞退させていただきますと帰ったところ、後日、合格という通知が来たという話も少なくありません。
企業によっては立場が違う人、相手の方が上に立つ人であっても、おかしいという事はおかしいといえる人材が欲しいと思い、こうした対処をした人物に対して合格を出したという事ですが、この学生はこうした人を信頼しないようなやり方をするところにはいきたくないと結局お断りしたようです。

面接官として、人材の確認を行いたい、質問に対して理不尽であってもその対応力を見たいという事で行っている圧迫面接です。
相手がいう言葉に腹を立てても、それが圧迫面接だと感じたら、冷静に対応する気持ちが必要です。

軽薄だとか、感情が出ているとか、考え方が浅はかだといってくる面接官もいるようですが、ご指摘のように人から見たらそのように感じるのかもしれませんが、私は軽薄なタイプだとは思っていませんと毅然とした態度で対応していくことが求められます。
相手の言いなりにならない、屈しないという態度を見せる精神力が必要となりますが、圧迫面接という面接があるという事を理解しておけば、どのように対応するかしっかり考えていくこともできるでしょう。